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各地で「救急の日」関連行事 震災時の活動体制確認 新宮市消防本部が特別訓練 新宮市消防本部(鎌塚澄夫消防長)は防災週間中の2日、全職員を招集し地震を想定した特別訓練を実施、地震発生時の消防活動体制を確認した。 訓練は午前7時、潮岬沖でマグニチュード8・4(震度6強)の大規模地震が発生したとの想定で行われた。当直勤務以外の職員は自宅からバイク、自転車などで次々に消防署に参集。直ちに消防本部地震警備計画に基づき、地震警備指揮本部が設置された。 署員らは、それぞれの消防隊編成ごとに活動。市民からの情報提供収集、本部内敷地へのエアーテントによる応急救護所の設置、複数の火災現場と消火栓の断水を想定した遠距離放水などの訓練を展開した。 訓練後、鎌塚消防長は「地震だけではなくあらゆる災害に対し、今後もさらに訓練を重ね、市民の期待に応えられる消防体制を確立したい」と訓示を述べた。 AEDの実技指導も 那智勝浦町で普通救命講習会 那智勝浦町消防本部(楠本實消防長)は4日、同町福祉健康センターで「普通救命講習会」を開いた。毎年、9月9日の「救急の日」に合わせ実施しているが、今回は昨年7月1日から一般でも使えるようになったAED(自動体外式除細動器)の使用方法も指導。町内の30代から70代までの男女19人が受講した。 普通救命講習は成人の心肺蘇生法が中心。人工呼吸、心臓マッサージなどを3時間にわたって学び、筆記と実技試験に合格すると修了証を発行してもらえる。今年はAEDの実技指導もあり1時間プラスした。 AEDは心臓が停止し、小刻みに震えるような状態の場合に使う小型の電気ショックの機械。1台約80万円。誰でも使えるとあって各自治体で配備が進んでいる。那智勝浦町では現在、1台のみ配備。 救急蘇生をまなぶ AED使用で救命率向上を 鵜殿村 紀南地区医師会(山本訓生会長)と同地域救急医療協議会(会長・河上敢二熊野市長)は4日、鵜殿村生涯学習センター「まなびの郷」で三重大学大学院丸山一男教授を招いて、「救急の日講演会」を開催した。 丸山教授は、参加した消防、医療、介護関係者約150人に、人体内で酸素が赤血球によって脳まで運ばれる仕組みを話し、この酸素が途絶えたとき蘇生術が必要で、これが1分遅れるごとに救命率が7〜10%低下、そのため早急な救命措置が必要、と説明した。 この措置として、意識、呼吸、脈が無く、動かない人には、自動体外式除細動器(AED)の使用が救命の最も有効な手段で、濡れた体は拭き、ネックレスなど金属類は体から離すなど注意点を交えながら、スイッチを入れた後はAEDの音声指示に従って行動すれば、誰でも簡単に操作が可能なことを話した。 このあと、熊野消防署員が2体の人形を利用して参加者にAEDの使い方を指導した。熊野市消防署山口富義紀宝・鵜殿分署長は「愛知万博会場でもこの装置のおかげで人命の助かった例が、4例あると聞きました。公共の場所全部に早く設置されるといいのですが」と普及への希望を語った。 AEDは、心臓突然死の主な原因である心筋のけいれんを強い電気ショックで取り除く装置で、使用は医師または救急救命士に限られていたが、昨年7月から一般市民も操作できる様になった。 |
![]() 鎌塚澄夫消防長の訓示を聞く消防署員たち=2日、新宮市消防本部 ![]() 本部敷地内に設置されたエアーテントの応急救護所での訓練 ![]() 町民19人が参加して人工呼吸や心臓マッサージを学んだ=4日、那智勝浦町福祉健康センター ![]() AEDの使用法を説明する丸山一男教授 ![]() 救命措置を学ぶみなさん=4日、「まなびの郷」 |
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