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小学生と国際交流
ネパールの研修生熊野川小で
熊野川町


 熊野森林文化国際交流会(KIFA)の招きで、ネパールから森林づくりのリーダー研修に訪日したカトマンドゥ市出身のアニタ・マナンダールさんとバルワ村出身のランジット・ラマさん(25)。二人は日本のボスと慕う熊野川町の松本佳子KIFA事務局長の自宅で寝起きを共にしながら、研修に励み、8月28日から始まった3週間の研修に、忙しい毎日をおくっている。
 アニタさんとランジットさんは6日、熊野川小学校(植地宣之校長、児童74人)を訪れ、5年生の授業に出席して、児童と一緒に竹を切って、紙鉄砲づくりを楽しんだ。アニタさんは、児童と一緒に、出来上がった紙鉄砲でパンッと大きな音を立てて新聞紙で作った玉を飛ばし「楽しいね」と喜んでいた。
 ランジットさんは先生から紙と鉛筆を借りて、一輪挿しにさした花をサラサラと書き上げると、子どもたちから「わー、きれい」と驚きの声が上がり、裏中綾音さんと木田夢希さんも「(この絵を)欲しいね」と話していた。
 二人は熊野川中、新宮市の光洋中、地域住民とも交流を続けながら17日まで熊野川町を中心に、森林保全と育成の技術を学ぶ。
 アニタさんは17年前、KIFAの受け入れ研修で始めて熊野川町を訪れ、以来今回で7回目の来日。グループでお金を貯めて日本の頼母子講のような組織を作る希望を持っている。国では翻訳や通訳をボランティアで引き受けている。
 一方、ランジットさんは2回目の訪日。大学院で絵を学ぶ学生兼プロの画家。絵で生計を立て、日本で学んだ森林技術をボランティアで指導している。6カ月前に結婚した20歳の新妻を残しての研修にホームシックぎみで、時々夢に見るという。山に木を植え、緑を取り戻す夢を持っている。
 *熊野森林文化国際交流会=熊野地方の森林文化や森づくりの概念と技術を国の内外に伝え、それぞれの国や地域の森林保全・育成に役立てるのが目的。平成9年11月からネパールのバルワ村で森林づくりの人材育成事業を展開している。


松本佳子さんを挟んでアニタ・マナンダールさん(左)とランジット・ラマさん


絵を披露するランジットさん=6日、熊野川小で
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