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「これでどうだ」
サル対策に金網ドーム
収穫の秋
熊野川町四滝


 サルやイノシシによる農作物被害が続いている熊野川町四滝で、ドーム状に金網で囲った畑がサルの侵入に威力を発揮、収穫の秋を迎えようとしている。
 ドーム柵は柿の木までを覆うもので、手足を巧みに使い天井部から侵入するサルに効果を発揮した。今では「ここまでしないと被害は避けられない」という必須の防御策に。

 同地区で最も早い十数年前から柵を駆使してきた中岡熊夫さん(74)方では、紡績糸から金網に変え対応してきた。夫人のはな子さん(68)は「サルは一度侵入できると知ると、何回でもやってきます。糸も簡単に食いちぎることができると学習したのでしょう」とくやしがる。近所に住む下沢子さん(74)は「金網でも古くなると食い破るサルも現れ、そこを手で広げることもあります。油断も隙もあったものではありません」と憤る。
 昨年から町の補助を得て金網の購入が可能になったが、全畑をカバーすることはできないようだ。「金網代もばかにならい」とも。

 中岡さん方の裏山ではここ数年、ヒノキ林の皮がシカの角ではぎ取られる被害も目立ってきた。ゴム質の紐を張り対応するが、いたちごっこが続いている。
 「カキさえ檻の中で育てんとならん時が来るとは夢にも思っていませんでした。えらい時代です」とはな子さん。近所の防御柵のないカキ畑では、まだ色づかないカキが、相次ぐサルの食害にあっているという。


カキの木もドーム型の金網で囲いサルの食害から防ぐ=8日、熊野川町四滝で

金網で覆い尽くされた畑
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