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釉薬(ゆうやく)塗って完成間近
高田中の陶芸教室
新宮市


 新宮市立高田中学校(速水力三校長)で9日、「陶芸教室」が開かれた。1〜3年の生徒12人(一人欠席)が、6月上旬に自分たちで作った作品に釉薬(ゆうやく)をかけた。同校の生徒たちは総合的な学習の時間を使って毎年、陶芸に取り組んでいる。

 生徒たちを指導したのは同校近くにある知的障害者更生施設「杉の郷えぼし寮」の職員、大前健(つよし)さんと寮生2人。大前さんははじめに透明釉、織部釉など釉薬について説明し、作品にうまく塗るコツなどを教えた。生徒たちは手本を示す大前さんの手元を真剣な表情で見ていた。
 説明を聞いた後、生徒たちは、皿、コップ、ロボット、人形など、自分たちの作品を釉薬の入ったバケツに沈めた。絵の具の粉を水で溶いたもので作品に模様をつけている生徒もいた。

 「今年4回目でたいぶ慣れてきた」と上住圭右(けいすけ)君(2年)。「釉薬をつけるのが少し難しかったけどうまくできた。(陶芸は)自分で作ったものに自分の好きな色を付けるところが楽しい」。
 保育所の時から毎年陶芸をしているという大門沙紀さん(2年)は「何の作品を作ろうかと毎年楽しみ。今年はお皿と小物を作りました。焼くまでは分かりませんが今の段階では上出来です」と話していた。

 大学卒業後、2年半、佐賀県の有田市で陶芸の修行を積んだ経験を持つ大前さん。6年前から同中学校で指導している。高田中学校のほか、蓬莱小学校など他の施設でも指導しているが、「高田の子どもたちは自分が教えなくてもできるほどめちゃくちゃうまいです」と話していた。
 これらの作品は9月末にえぼし寮にある窯で焼かれ、10月中旬には完成する予定。出来上がったものは10月下旬に開催されるえぼし寮祭りで展示されるという。


大前健さんの手本を見る生徒たち=9日、新宮市立高田中学校

慣れた手つきで作品に釉薬をかける生徒たち
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