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海辺の古道が侵食 台風で御手洗海岸の砂利激減 新宮市 世界遺産に登録されている新宮市の熊野古道「高野坂」の広角側の入口にあたる御手洗海岸が、先の台風14号の影響で大幅に侵食していることが分かった。堤防の根元付近では、高さ1メートル以上にわたって砂利が削られ、砂利の中に埋まっていた鉄板がむき出しになった状態だ。 同所は世界遺産に登録されていないものの、王子ケ浜を歩いて高野坂へ登る際の「海辺の古道ルート」として市の観光マップなどでも紹介されている。これまでは高野坂入口にあるトイレから海岸へ簡単に降りられたが、砂利が削られたことで、1メートル以上の高さから飛び降りないと、海岸には行けない状態だ。海岸に流れ込んでいる「逆川」と呼ばれる川は、段差が出来たため、滝のようになっている。 同所は平成9年の9月上旬、台風18号の高波の影響で堤防の一部が幅7メートル、長さ30メートルにわたって崩れ、JR紀勢線の線路の土を削ったため、電車が不通になったことがある。 今回の状況に同鉄道部は「今のところは大丈夫」とコメント。同海岸を管理している県は、現在のところ工事や砂利を入れる考えはなく、しばらく状態を見ると話している。 市民からは、市を代表する景観を損なっているだけでなく、海が線路に近づいて来ており、再度、台風が来たら線路まで波が来る可能性があると指摘し、早期対策を求める声も。 一方、砂利を入れても、高波ですぐ元に戻ってしまう可能性が高いとし、同海岸を復旧させるには根本的な対策が必要という意見もある。 |
![]() なだらかに流れていた逆川が段差で滝のような状態に=13日、新宮市の御手洗海岸 ![]() 台風14号の影響で砂利が削られ1メートル以上の段差が延々と続く |
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