南紀州新聞社 ホーム
mark

敬老の日企画(スポーツ選手)

90歳のアスリート
山本幸男さん(新宮市千穂)
マスターズ陸上優勝


 大阪市長居陸上競技場で先月末開かれた「第26回全日本マスターズ陸上競技選手権大会」で、新宮市千穂の山本幸男さん(90)が3種目に出場し、好成績を収めた。M90(90〜94歳)クラスの砲丸投げで優勝(5メートル62)、60メートル走で2位(12秒34=日本新記録)、走り幅跳びで2位(2メートル51)と上位に入賞。「記録はいまひとつ。来年はもう少しがんばりたい」と意欲を見せている。
 マスターズは中高年のためのスポーツ大会で、今大会には全国から1448人、和歌山県からは36人が出場した。
 山本さんが65歳のときに同大会が始まった。走ったり跳んだりすることが好きで、2年間かけて体を鍛えなおして67歳からほぼ毎回出場。「趣味で始めたことが生きがいになり、止めずに続けている」。健康のために毎日のウオーキングやランニングを欠かさず、週に1〜2回は幅跳びや投てきの練習もしている。
 今後は10月に石川県で開催される混成競技の全国大会に出場予定で、そのなかの5種競技(幅跳び、槍投げと円盤投げ、200メートルと1500メートル)に挑戦するそうで、記録更新を目指している。


85歳のテニス選手
沖大八さん(串本町江田)
全日本マスターズ優勝


 四日市ドームで1日に行われた全日本マスターズソフトテニス大会、蓬莱の部(男子85歳、女子73歳以上)決勝で、先に1セットを取られながらも攻撃的なスタイルで猛追。5大会連続優勝の王者を真っ向勝負で打ち破り、和歌山県勢初の優勝をもたらした。
 テニスを始めたのは定年退職後の55歳から。小型タンカー船の船長として、海上で過ごす時間が長かったが、陸に上がった際、心地よいリズムでラリーを繰り返すテニスに興味を引かれた。
 串本町内のクラブに所属し、週に3回練習。60代の頃は毎日、練習に打ち込み、足腰を鍛えるため4キロの重り入りリュックを背負って4キロの道程を毎朝歩いた。重りこそなくしたが、今も4キロのウオークは欠かさない。
 「どこに打ち返すか瞬時に判断する難しさが、テニスの面白さ」とニコリ。全国各地で試合し、終われば勝負に関係なく、「来年も会いましょう」と仲間の輪が広がる。息子夫婦や孫も同じ趣味を持つ「テニス一家」で、一緒に大会に出るのも楽しみの一つだ。
 もちろん、出場するからには勝負にこだわる。「全米、全豪など四大大会はビデオに録って、打ち方など研究している」とレベルアップに余念がない。
 「90代になってもテニスは続けたい。そして一試合でも多くコートに立っていたい」。常に前を見つめ続ける目には、情熱の炎が宿っている。


山本幸男さん

沖 大八さん
ニュース一覧
| ご意見、ご要望 | 著作権について | リンクについて | 個人情報について |
Copyright (C) 2005, Minamikisyu Shimbun, All rights reserved.
南紀州ウェブプレスに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は南紀州新聞社またはその情報提供者に属します。