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各地で郷土色豊かに「秋祭り」

那智勝浦は祭り一色
5つの神社で例大祭


 「町内は祭り一色」17、18日にかけて那智勝浦町内の宇久井、勝浦八幡、下里、下里天満、住吉(高芝)の5つの神社で秋祭り。18日は担ぎ手と神輿が海へ飛び込む豪快な海上神事で知られる勝浦八幡神社の例大祭、独特の神輿の海上渡御が行われる宇久井神社の例大祭があった。


豪快な海中神事
勝浦八幡神社


 勝浦八幡神社(橋正中宮司)の例大祭本宮は18日に営まれた。午前中の例祭式典、午後の勝浦漁協での御旅所式典に続いて夕方から「いざかた船溜」で海上神事。地域の若者が乗る5隻の櫂伝馬舟が港内を漕ぎ回る中、神輿が担ぎ手もろとも海中へ。港へ詰めかけた見物から歓声があがった。このあと、櫂伝馬舟を先頭に神輿を乗せた御船などが舟の行列をつくる「舟渡御」(町指定無形民俗文化財)があり、静かな祭りの情緒も見せた。


神輿行列お旅所巡り
宇久井神社例大祭


 宇久井神社(朝日芳英宮司)では18日、ご神体三体を遷した神輿の渡御行列が陸路と海路で4つの御旅所を巡った。宇久井党家の大旗を先頭に湊党白幣、神輿、「子ども御輿」が続く行列が出発。今回初めて女子中学生が子ども神輿に参加し祭りを盛り上げた。湊蛭子神社旧社地で秋葉会の獅子舞、婦人会と保育所の踊りが行われた後、神輿を乗せた船は宇久井中学校の男子生徒が漕ぐ御船に先導され、宇久井漁協へ。同漁協では大勢の区民らが見守る中、宇久井青年会や秋葉会が獅子舞を披露した。


勇壮「鯨踊り」奉納
三輪崎八幡神社例大祭
新宮市


 新宮市三輪崎の八幡神社(上野顯宮司)例大祭の神輿渡御(みこしとぎょ)が18日あり、神輿、山車(だし)、鯨踊りなど、多彩な催しでまちが熱気に包まれた。
 三輪崎漁協付近にあった元宮に神様が年に一度里帰りする祭りで、漁労加護、五穀豊穣、商売繁盛など地域の繁栄を願って営まれている。神輿に続いて、恵比寿、二十四孝(にじゅしこう)、大黒天の3台の山車が三輪崎漁港まで、豪快にぶつかり合いながらまちを練り歩いた。
 御旅所の三輪崎漁港に到着後、三輪崎郷土芸能保存会(濱口仁史会長)が県の無形民族文化財の「鯨踊り」と「獅子神楽」を奉納。今年の天狗役を務めた植田海志君(6)もみごとに大役を果たし、会場に集まった大勢の観客から大きな拍手が送られていた。
 若吉会、三輪崎婦人会、台楽保存会などが華麗な踊りを披露した後、神輿と山車は八幡神社へと帰っていった。


神輿が担ぎ手もろとも海へ飛び込む勝浦八幡神社の海上神事=18日、勝浦港


神輿が湊蛭子神社へ渡御=18日、宇久井神社例大祭


三輪崎郷土芸能保存会の鯨踊り=18日、三輪崎漁協前
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