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ほほ笑み誘う野良仕事
主役は「牛」の親子
串本町津荷


 平成の牛使いこと串本町津荷の坂口進さん(74)方に、子牛が誕生した。
 親牛「照姫」が産んだ“娘”は日に日に生長。カラスキを引いて田んぼを耕す親牛のそばで、元気に跳びはねるようになった。
 めったに見られない野良風景に出くわした人たちは、歩みをとめ「まあ、ほほ笑ましい。それに子牛のかわいいこと」と見入っている。
 坂口さんの牛舎には「照姫」の母牛「七夕」もいて“家族”は3頭に増えた。
 牛を飼うことは人生そのものと話す坂口さん。「照姫は、田んぼの底を深く掘り起こしてくれる。稲のためにも田んぼのためにも、ええんや」と胸を張る。
 この日、小さなハプニングが。子牛が横道にそれて“モウ”スピードで走り始めた。見物していた同町古座の杉本定一さん(56)が、慌てて手綱をとる一幕も。杉本さんは「こんなことは初めて。いい体験です」と感激していた。
 生後1カ月の娘牛は全身“茶髪”。無邪気に親牛のあとを追いかけるが「名前はまだ無い」。


“モウ”ダツシュ。ママと一緒は楽しいな(20日午後)
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