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熊野川・舟下りスタート 地域観光の期待背負い 熊野川川舟運行協 平安中期以降の参詣道の一つとして利用されてきた熊野川を和舟で下る観光ツアー「熊野川川舟下り」が25日、熊野川町と新宮市までの約16キロのコースで始まった。一人3900円の有料ツアーだが、11月末までの第一弾(運行)の予約はすでに約1000人。新宮市と熊野川町と合併で10月1日に誕生する新市の観光資源として期待が高まっている。 新宮市と熊野川町が県の協力を得て、昨年春から観光資源として模索を続け、先ごろ熊野川川舟運行協議会(会長・上野哲弘新宮市長)を創設。財団法人新熊野体験研修協会とともに、本格運行に向け数回に渡り川下りイベントを組み観光客の反応や、運行準備を確認してきた。熊野川町田長の同町森林組合施設内には、拠点となる熊野川川舟センターを設けたほか、専用舟2隻を新造。船頭の確保、担い手の育成に加え、熊野地方で活躍する語り部や観光ボランティアガイドも案内役として参加するなど、ツアーの価値を高める工夫も。 この日は出発地となる熊野川町田長の道の駅で、関係者約60人が集まり運行開始式を行い本格スタートを祝った。上野市長は「歴史的にも優れた川の世界遺産を全国にPRし、観光資源として活用していきましょう」と語り、新家義久・熊野川町長は「地域の人が元気づき、楽しくなる地域づくりに結びつけられる先駆けとなることを期待したい」と激励した。式典後は地元や京阪神からの予約者23人が、熊野速玉神社前近くの川原まで約1時間半の川旅を楽しんだ。川下りの途中では、宣旨返り(ぜんじがえり)や釣鐘(つりがね)石と呼ばれる名前や、熊野比丘尼、法皇や上皇の参詣でも難所として伝えられた場所や奇岩などの見どころも、語り部から案内された。 運行期間は3月〜11月末を予定。午前と午後の2回で最大定員は44人。一艇に6人〜11人。3カ月前からの予約を受け付ける。予約金は1人1300円(小学生は600円)。予約・問い合わせは午前9時〜午後5時。熊野川町田長57番地の熊野川川舟センター)0735・44・0987)まで。 |
![]() 和舟に乗り込み川下りを楽しむ参加者=25日、熊野川町田長 |
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