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地震の仕組み学ぶ 和大の久富教授が出前講座 1年生68人を対象に 古座高校で 串本町の古座高校で12日、 和歌山大学教育学部の久富邦彦教授が1年生68人を対象に 「地震の仕組みと地殻変動」 を講義した。 地方で専門的な講義を受けてもらおうと、 毎年実施している出前講座。 久富教授は堆積学を研究し、 地層から地震の分析も行っている。 久富教授は 「兵庫県南部地震は自然現象だが、 阪神・淡路大震災は自然現象である地震によって引き起こされた災害で社会現象」 と地震と震災の違いを解説。 地震のメカニズムを紹介し、 「次にやって来る南海・東南海地震は高度に都市化された日本を襲う初めての巨大海溝型地震で、 被害の予測は難しい」 と震災への危機感を募らせた。 津波の心配はもちろんだが、 まず襲ってくるのは揺れ。 「昭和の南海地震はこれまでに比較して小規模だった。 前回の体験で揺れが怖くないと思うのは危険」 と指摘した。 同じ地震でも地盤の性質により震度は異なる。 岩盤は揺れが小さく、 沖積層は大きい。 旧古座町は沖積層の分布は少ないが、 一部湿地などは揺れも大きいという。 また埋立地など人工地盤も揺れが増幅される。 昭和の地震にはなかった要素で、 「自分の住んでいる土地、 行動範囲をきちっと把握して」 と注意した。 過去のデータでは、 海溝型地震の数十年前から直後までの期間、 直下型地震が多発することが示されている。 兵庫県南部地震から巨大地震発生のカウントダウンが始まっているという。 平均寿命まで生きれば、 現在の高校生は確実に遭遇する。 「発生まで約30年。 その間に被害を最小限に抑えるため、 防災対策をどう考えるかが大切」 と呼び掛けた。 |
![]() 地震の仕組みと地殻変動を講義する和歌山大学の久富教授=12日、 串本町の古座高校 |
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