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ハッチョウトンボ守れ 60人が湿田整備や保全 案内看板や獣害防除柵など設置 古座川町直見 県レッドデータブックで準絶滅危ぐ種指定のハッチョウトンボを守ろうと24日、 近畿最大級の生息地として知られる古座川町直見の大谷湿田 (約1470平方メートル) で、 ボランティア約60人が、 案内看板や獣害防除柵の設置、 草抜きなど保全・整備を行った。 県が中山間地域の農地が果たす多面的な機能を守るため、 保全・啓発活動を展開する水と土保全基金事業の一環。 直見区民や民間の保護団体・古座川とんぼの会、 地元の明神小児童らが参加した。 ハッチョウトンボは体長約2センチほどで、 世界最小のトンボといわれる。 1992年に同湿田で大量に発見され、00年から町天然記念物に指定し、 保全に努めている。 とんぼの会の辻新会長によると、 生息には5〜10センチ程度の浅い湿地と適度な水の流れ、 周囲にオスがなわばりを広げるための草むらが必要。 県の協力で安定した水源は確保されたため、 陸地化を進めないよう、 外来種のセイダカアワダチソウのみ引き抜きいた。 辻会長は 「ゆるやかな干渉で現状を保持すべき。 見守ってくれる地元の視線が大事」 と話している。 地元区では昔から馴染みのある生物だが、 希少性を知り、 保全意識は高まっている。20日から防除柵の設置などに取り組み、 この日も、 約20人が同事業にかかわった。 直見の佃透区長 (62) は 「鑑賞に訪れてくれるのはうれしいが、 持ち去りなどマナー違反は心配。 町とも連携し、 絶滅しないよう保全、 啓発を続けたい」 と力を込めた。 案内板は明神小5・6年生13人が描いたハッチョウトンボのイラスト入り。 設置を手伝ったのをはじめ、 草抜きや周辺遊休田へのレンゲの種まきで汗を流した。 5年生の中優希君は 「実物を見たことがある。 僕たちが手伝ったことで、 もっとたくさん見られるようになったらうれしい」 と笑顔を見せた。 県産業振興部は 「まだまだ遊休農地は多い。 有効活用の取り組みが広がるきっかけになれば」 と話している。 整備作業は昨年も行われ、 ことしは発生数が増加するなど成果があった。 この日流した汗は、 少し未来へのクリスマスプレゼントになるはずだ。 |
![]() 明神小児童が自分たちの描いたイラスト入りの案内板を設置 ![]() 外来種のセイダカアワダチソウを引き抜き、湿田を陸地化から守る=24日、 古座川町直見 |
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