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熊野川中へ本を寄贈
“和歌山のあしながおばさん”
2年前から熊野地方の保育園など計200冊


 “あしながおばさん”を名乗る和歌山市の主婦がこのほど、 新宮市立熊野川中学校の生徒たちに21冊の本をプレゼントした。 熊野と子どもが大好きというこの女性は2年前から熊野地方の保育園などに本を贈っており、 その数は200冊ほどになるという。
 今回寄贈された本は 『せかいのひとびと』 (ピーター・スピアー著、 講談社) 『窓ぎわのトットちゃん』 (黒柳徹子著、 講談社) 『戦火のなかのこどもたち』 (岩崎ちひろ著、 岩崎書店) など7種類で各学年の教室に7冊ずつ置かれている。
 早速手に取って読んでいる生徒たちは 「私たちの学校には朝の十分間読書という時間があるので寄付はとてもうれしいです。 本当にありがとうございました」 と感謝している。

〜あしながおばさんから生徒へのメッセージ〜

 小学生時代には本には全く興味がなかった私ですが、 中学生になると家の中の本を片っ端から読み始めました。 また母にお使いを頼まれると数十円余らせては古本屋へ向かい文庫本を買って帰ったものです。 でもそれらの本は果たして身の丈に合っていたかどうか。
 このごろでは年齢に応じたすぐれた本がたくさんあります。 実際に体験することは成長をもたらしてくれます。 思い出にもなります。 一方、 本の世界は限りなく広く、 現在だけではなく昔の人々や遠い国々の人の暮らしや考えを伝えてくれます。 人として共通すること、 異なることつまり個性を理解できるほどにコミュニケーションも豊かになるでしょう。
 美しい星空と便利さを同時に手に入れることはできません。 見事な自然に恵まれているあなた方の地域に図書館がないと伺いました。 私が通ったような古本屋もないでしょう。 そこで本屋さんを営んでいる親友たちと相談して私がプレゼントしたい本を決めました。 何冊でも手に取って見て下さい。 心動かされる本がきっとあると思います。


“あしながおばさん”から寄贈された本を読む熊野川中学校の生徒たち
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