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広がるおしゃべり会の輪
宇久井地区で成果
高齢者福祉へ重要な役割
触れ合い通し


 地域の高齢者が集まり、 触れ合いを通して生きがいづくりや仲間づくりの輪を広げる 「ふれあい・いきいきサロン」 の事業が那智勝浦町の宇久井地区で成果を見せている。 同町社会福祉協議会 (寺地義史也会長) では 「地域の人たちが主体となった活動。 町内でいきいきサロンの輪がもっと広がればいいのですが」 と話している。

 宇久井では里地区の民生委員、 河端典子さんが自宅を開放し、 丸本弘美さんとともに開いている 「おしゃべり会」、 湊地区の湊老人クラブから生まれた 「おしゃべり会」 の2つの会が月1回の活動を着実に続けている。
 湊地区のおしゃべり会は民生委員で湊老人クラブ会長の倉本久雄さんが会長。 「にぎやかで楽しいですよ」 と笑顔を見せる。 毎月1回、 15日を基本に開催。 交流のためのゲームをしたり、 健康増進の 「ステップ運動」 を行ったりと多彩な活動をしている。 12月は車いすや福祉器具の勉強会を開催した。 倉本会長は 「老人クラブという名前より、 おしゃべり会の方が気楽。 皆さんよく集まってくれます。 ステップ運動の時は16人も参加してくれました」 と話す。
 「ふれあい・いきいきサロン」 は高齢者の引きこもりを防ぎ、 介護予防にも役立てようと国が提唱している事業だが、 宇久井地区は行政主導で組織した会ではない。 地区の民生委員が呼び掛けて自主的に生まれ、 町社会福祉協議会が協力して 「いきいきサロン」 としての事業を展開している。
 町社会福祉協議会の地域福祉活動コーディネーターの田中澤子さんは 「地域の民生委員が引っ張ってくれて会ができました。 行政はあくまでバックアップするだけ」 と話すが、 「地域の生の声を聞かせていただけます。 困ったことがあると気軽に話してくれますし、 介護保険の紹介などもできます。 町内にもっと広げたい」。 高齢化社会が進む那智勝浦町。 自主的につくるいきいきサロンは福祉のニーズをつかむ上でも重要な会となっている。


湊地区のふれあいサロン 「おしゃべり会」。 12月は福祉器具の勉強会を開催
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