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漁業発泡処理に新手法 安全・迅速で障害者雇用にも 市町村レベルでは全国初 串本町 串本町は異物の付着などで処理、 再利用できずにいた漁業用発泡スチロール (フロート) 対策で、 24日からSD溶剤 (2007年2月23日特許取得) による新方式を試験的に開始した。 メーカーによると市町村レベルでは全国初という。 コスト削減や減容のスピード化が図れ、 安全性も高いことから障害者の雇用対策としても期待されている。 フロートは養殖いけすなどに用いられるもので、 荒天時に海岸に多数打ち上げられる。 細かく切り刻めば、 他の発泡同様、 熱処理減容でリサイクルも可能だが、 実際は海藻や貝類の付着物があり、 取り除くのは困難。 また熱分解で有害な気体を発生する。 町でも約500個が山積みで、 処理法を模索していた。 SD溶剤は発泡スチロールだけを溶かすため、 異物は比重で分離。 熱を必要とせず、 有害物も発生しない。 作業は溶剤に浸すだけの簡単なもので、 スペースや騒音の心配もない。 発泡1キロに対し溶剤1リットル、 フロート50個を1時間で処理。 100分の1に減容 (重量は20分の1) できるため、 輸送効率も改善できる。 町は田並のごみ処理場で社会福祉法人つばさ福祉会に、 減容してゲル化するまでの作業を委託。 横須賀市の施設に運び、 そこで溶剤とポリスチレンを分離し、 前者は再び溶剤として、 後者はハンガーやボールペンなどプラスチック製品として再利用される。 つばさ福祉会は現在、 各種ごみの分別、 ペットボトルのふたや発泡スチロールのラベルはがしに従事。 「今回の試みが上手くいけば、 環境問題に寄与しながら、 施設 (エコ工房四季) 利用者の収入源にできる」 と期待している。 SD溶剤を開発したメーカーの猪野栄一代表取締役は 「これまで行政の取り組みが遅れていた分野。 障害者も訓練すれば作業可能で、 串本町は先進的。 処理に困っている農業用のビニールも有価物になる。 今後、 つばさ福祉会と協議して、 再資源化に取り組みたい」 と話している。 |
![]() フロートのインゴット。 100分の1に減容できる ![]() フロートに溶剤をかけ減容速度を実験=24日、 串本町田並のごみ処理場で |
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