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新校舎を早急に
新築問題で要望書
「広く住民の意見を聞いて」
勝浦小学校


 建て替えが決まっている那智勝浦町の町立勝浦小学校(中西克氏校長)の建設場所問題で同小と育友会(M田整二会長)はこのほど、町、町議会、町教委の3者へ工事中は下の運動場にプレハブと給食施設の建設を求め、建設場所は広く住民の意見を聞いて決めてほしいなど3項目を掲げた要望書を提出した。町は予算面で厳しくプレハブの建設は難しいと回答している。
 勝浦小学校の立て替えは3月議会で調査費を可決した。現在の校舎の向かい側に新築する案だったが、日当たりが悪くなるなどの意見も出ていたため、町教委が関係者を対象に5月15日に説明会を開催し、当初のA案と現在の2号棟に建てるB案の2つを示し、6月議会が始まるまでに学校側の意見をまとめてもらうよう依頼していた。
 小学校では職員会議や育友会の役員会議などで論議した結果、A、B案ともに支持する意見があり、まとめるのは難しくこのままでは職員と育友会の内部でも対立、分裂を残しかねないとして2案どちらかにするかの結論はでなかった。
 要望書では地域住民の避難場所でもあるので育友会だけで決めず、幅広く意見を聞いてほしいという提言にとどめている。また、建築から39年が経過し、老朽化が進んでいるため一日も早い建設を望む声も多かった。町の方向性が決まれば、説明会を開くことも要望している。
 要望書を受けた中村詔二郎町長は「プレハブの建設は予算的に耐えられない」と話している。
 勝浦小学校の建て替えは平成20年度中に設計を終え、21年度から工事を始める予定。校舎の取り壊し費用を含め約10億円を見込んでいる。国の補助などを受けるため、町負担は約3億2000万円になる見込み。町は12月までに設計を終えたいとしている。
 A案ではこの予算内で進められるが、B案ではプレハブなどの設置が必要になり約1億6000万円の追加が必要になるという。


建て替えが決まっている勝浦小学校。現在の校舎は1968(昭和43)年に完成し、39年を経過している
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